102歳、元気を保つ「いつもの食事」。大好物のたくあんやギョーザで栄養をたっぷりとる

人生100年時代といわれる今、いつまでも元気で美しく暮らす秘訣はどこにあるのでしょうか? そこで、102歳の現役美容部員・堀野智子さんの日々の食事やライフスタイルを、ご自身の著書『102歳、今より元気に美しく』より一部抜粋してご紹介します。

【写真】102歳・堀野さんがいつも食べているごはん

食卓には、いつも決まったものを並べる

お漬物は、もらいものの野菜を漬物にした手づくり品や梅干し、お気に入りのたくあんなど何種類かを取りそろえている堀野さん。

「私がお新香好きなのをみんな知っているので、『こんなのを漬けてみたからどうぞ』とか、『キュウリがたくさんとれたからお漬物にしてね』などと言っていろんなものを持ってきてくれます。もう自分では梅干しやたくあんをつくらなくなったので、いただきものに助けられていますね」(堀野さん、以下同)

梅干しは、ご近所のご友人がつくる甘めのものを好んで食べているそう。梅干しといえばシソで色つけした赤いものもありますが、お友達がつくったものは自然な色をしているようです。

「聞いたところ、彼女の生まれ育った東京では赤い色をつけないのだとか。私は人生のほとんどを福島で過ごしてきたので、地域によって梅干しの漬け方が違うとは知りませんでした」

匠印のたくあんがお気に入り

「どんなものでも喜んでいただきますが、たくあんにだけはこだわりがある」と堀野さん。いろいろ食べてみた結果、匠印のたくあんがいちばん口に合うことがわかったそうです。

「だからたくあんがなくなりそうになったタイミングで、娘や友達から『なにか買ってきて欲しいものがあったら言ってね』と電話がかかってくると、これ幸いと『匠印のたくあん買ってきて!』と頼んでしまいます」

このように、堀野さんの食卓は、白いご飯と白虎みそを使ったジャガイモ入りのおみおつけ、お漬物の3種類を基本に、そのときどきで食べたいものをたしていく形をとっています。

じつはギョーザが大好物

朝からあまり食事のために動きたくないので、ほとんどの場合、朝ごはんには前の日の残り物を食べるという堀野さん。野菜や魚はもちろんですが、肉も積極的に食べるようにしているそう。

そんな堀野さんにとって、積極的に食べたくなるのがギョーザです。前の晩、寝る前に「明日の朝はギョーザを食べたい!」という気分になって、朝からギョーザを焼くことがよくあると語ります。

「こんがり焼けたギョーザって、食欲をそそりますよね。今、ギョーザがとても人気で、『国民食』と呼ばれるくらいになっているそうですが、この100歳過ぎた私にもその理由はよくわかります。だって、カリッとした皮を嚙(か)むと、じわっと肉汁があふれ出すギョーザは、無条件においしいですものね。老若男女問わず愛されるのはよくわかります。私のような高齢者には、ギョーザはやわらかくてとても食べやすい食品でもあります」

それに今は、フライパンで焼いたり、レンジで温めたりしてすぐに食べられるものがどこでも手に入ります。ときどき買いためておいて、ストックしておくととっても便利。昔は具を刻んで自分で皮に包んでつくるしかなかったギョーザが、いつでも手に入るなんて夢のようです。しかも、焼けばいいだけの状態になっているのはありがたい限りだと話します。

「ちなみに私がよく買うのは、具に味がついているチルドギョーザです。別皿に入れたギョーザのタレをつけて食べずにすむので、より手軽に感じます」

2025-06-27T11:14:47Z