「昔からやってきたから」「みんなやっているから」そんな理由で、なんとなく続けている家事はありませんか? 片づけのプロ・下村志保美さんは、50代に入ってから、自分の暮らし方を見つめ直すようになったといいます。そのなかで、これまで“当たり前”だと思ってきた家事を、思いきって手放してみることに。今回は下村さんに、やめても困らなかったどころか、むしろ手放してラクになった習慣を3つ教えてもらいました。
以前は、洗濯を回すたびに干す時間を確保し、天気予報を見て「今日は外干しできる?」「雨が降りそうだから急いで取り込まなきゃ」と、気持ちまで天候に左右されていました。
時間と気力の無駄にようやく気づき、思い切って「干す」というプロセスを手放しました。
今はドラム式洗濯乾燥機で洗濯から乾燥まで一気に完結。干す手間も取り込む手間もありません。乾燥機に向かない衣類だけは入浴時に手洗いし、そのまま浴室乾燥へ。浴室自体の湿気も飛んでカビ予防にもなり、一石二鳥です。
50代になり洗濯の量も変わったので、節約よりも手間のカットが大事に。「電気代がもったいない」「干さなくてはいけない」という思い込みがなくなったことで、日々の洗濯に振り回されなくなりました。
以前は週に何度もスーパーに行っていましたが、買い物は行けば行くほど時間も体力も使います。
50代になった今、米・水・納豆・牛乳・小麦粉など「こだわりがない日用品と食材」は、ほとんどネットスーパーで注文するように変えました。
ネットスーパーにはメリットがたくさん。
さらにカートに入れるたびに合計金額が表示されるので、予算管理がとてもラクです。
店内を歩いていると「安い」「おいしそう」につられて予定外のものを買ってしまうことがありますが、ネットスーパーではそれが起こりにくい。結果、時間もお金も節約でき、暮らしが安定しました。
かつては「月曜日は玄関」「火曜日はコンロまわり」「水曜日は水回り」と家じゅうの掃除を曜日で細かく決めていました。なんだかそれができるのが「デキる主婦」って思っていたから。
しかし、出張や旅行が入るとこのルーティンが一気に崩れ、「今週はできていない…」とストレスが増えるばかり。50代のお疲れ気味の身体には、完璧なルーティンはむしろ重荷でした。
今は、気づいたときにさっと掃除するスタイルに変更。洗面所の水はねが気になったら拭く、コンロの油汚れを見つけたら一拭きなど「5〜60秒のちょこちょこ掃除」で家の清潔さは十分キープできます。さらにレンタルモップの返却日前日にベランダや網戸をまとめて掃除するなど、タイミングに合わせてメリハリをつけることで、ストレスなく家が整うようになりました。
50代は「家事を頑張り続ける体力」よりも、「家事を軽やかに続ける仕組み」が必要になります。手放していい習慣は、まだまだあるのかもしれません。
これからも「がんばらない工夫」を積み重ねていきたいと思っています。
2026-01-11T11:14:15Z