モデル・岩堀せりの最新メイク事情「高校生の娘から流行を聞きつつ、目指すのは“疲れて見えない”顔(笑)」#03

女性ファッション誌『ViVi』のモデルとしてデビューし、その後、『GLAMOROUS』『otona MUSE』など、幾多の雑誌の表紙を飾り、モデルのトップを走り続ける岩堀せりさん。かっこよくて唯一無二のそのスタイルは多くの女性の永遠の憧れ♡ また、夫であるGLAYのTAKUROさんとの結婚生活も19年目を迎え、家族4人でロサンゼルスに住み始めてはや5年。L.A.と東京のデュアルライフを満喫中です。

L.A.ライフ、ファッションと続き、今回、せりさんに伺うテーマは「メイク」。 美容ブームの真っ只中の世の中、せりさんのメイクとの向き合い方とは? 果敢に取り入れている韓国メイク、愛娘から学ぶ最先端コスメに、本邦初公開(⁉︎)なコスメ収納まで……。メイクへの熱い想いをたっぷりと語っていただきます!

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#03  メイクってめんどくさい!でも…

「なぜか“メイク好き”って思われがちですが、じつはそんなにメイクが好きではないのです。 だって好きも何も、メイクは“お外仕様の自分”のために必要不可欠なものであって、好きだからやっているわけではない。本当はメイクするのが『めんどくさいな〜』って思うけど、しないと外に出られない(笑)。もともと血色が良い肌の色ではないので、ノーメイクだとどうしても疲れて見えるんです。『派手な顔立ちだからノーメイクでもいいじゃない』なんて言われることもありますが、とんでもない! 『私のすっぴんを知らないくせに』なんて思っちゃいます(笑)。  子どもの送り迎えだって、ヨガに行くときだってメイクはマスト。どうせしないといけないのなら、思い切り楽しんじゃおう!という考えで、より良いメイクについて真剣に模索中です。 私のメイクの情報源は、高校生の娘。最新のコスメの情報を娘から聞いて、すぐにセフォラでチェックして、TikTokで『最旬メイク』を検索して試してみます。基本的には今、流行っているものを使いたいタイプ。どうせ毎日メイクをするのなら、同じアイテムじゃつまらないからね。だって、同じブラウンでも最新コスメと定番のものとでは色も質感もぜんぜん違う! プチプラでもなんでも、『これは若い子のブランドだよね』と線引きすることなく、可愛いと思えば何でも取り入れます」

「メイクのなかでも、きっと一生これは悩むんだなと思うのが、眉毛。左右対象に描くのってほんとうに難しい……。何十年もかけていろんなことにチャレンジしてきました。右手で描くと左右にクセがでるから左手を使ってみたり、両目で見ているつもりでも効き目に頼っていると聞き、しまいには目をつぶって描き始めたり……。もちろん惨敗でした(笑)。 どうしても眉毛は左右対象にはならないし、今はやっと一緒じゃなくてもいいんだ、と思えるようになりました。といいつつ、毎日考えすぎてもうバカみたいと思ってるけど、いまだに気になっていろいろ試したりなんかもしたり……。もともと試行錯誤するのが好きだから、なんだかんだその時間を楽しんでいるのかも!?」

プロのメイクからも研究

「職業柄、プロのメイクアップアーティストの方にメイクをしてもらう機会があるのはありがたいですね。普段のメイクとはもちろん違うし、自分では到底たどり着かない新しい顔になれるから、とっても楽しい。最新コスメはもちろん、メイクの方法をそこで学ぶことも多いかな。この間も『アイシャドウを濃くすると顔に違和感が……』と相談をしたら、私の顔の場合『年齢を重ねれば重ねるほどアイシャドウは二重幅や目のキワに少し塗るぐらいがちょうどいい』と教えてもらい、なるほど!と。すごく腑に落ちたので、それ以降言う事を聞いてセルフメイクではアイシャドウは塗りすぎないようになりました(笑)。 いろんな方にメイクしてもらうなかで、とくに大好きなのがメイクアップアーティストのUDAさんのメイク。自分で言うのも何ですが、とにかく可愛い顔になる(笑)。娘もUDAさんのメイクのときは特に違いがわかるみたいで、顔を見た瞬間に必ず褒めてくれます。UDAさんとのお仕事の後は、帰宅して即マネッコ。すみずみまで研究して、次の日からはずっとその顔を再現しようと頑張ります」

最近のせりメイク事情を解説!

「一時期は韓流メイクにハマってカラコンをしたり、涙袋を描いたりしていたときもありました。レストランの男の店員さんにも褒められるぐらい顔が変わっていたみたいで、まわりのみんながいいね!と言ってくれたけど、今改めて写真で見ると結構やりすぎていてびっくり(笑)。 けっきょく、今は“自分に似合うメイクをする”ことに落ち着いているかな。なんだかんだ毎日出かけるので基本ノーメイクの日はなく、しっかりフルメイクするときもあるし、簡単にパパッとすませるときもあります。どちらにせよ大事なのは『疲れてみえないこと』。生きてる!って感じの顔にしたいから(笑)、血色感を足すチークとリップはマストかな。やっぱり頬が蒸気したようなお風呂あがりの顔って健康的で、若々しく見える。そんな顔を目指しています」

■パパッとメイクの日

「メイクをあまりしない日は、シカペアのリカバークリームをファンデ代わりに。ほんのりトーンアップして、肌の色ムラを均一に整えてくれます。 そこに、Rare BeautyのチークとSummer FridaysやToo Faced、ディオールのリップで血色感をプラス。ディオールのリップは好きすぎてリピートして、もう5本目! ハイライトやブロンザーで骨格を整えるときもあるし、その日の朝の目のむくみ具合によって、ビューラーやマスカラをしたりしなかったりって感じかな」

■しっかりメイクの日

「しっかりメイクの日は、シカペアのトーンアップクリームで色ムラを整え、ダルバの日焼け止めを下地代わりに。シャネルのファンデを薄く塗り拡げた後、charlotte tilburyのパウダーを崩したくないところに。日によってはディオールのコンシーラーで気になるところをカバーします。 MERITのブロンザーで骨格を起こして、charlotte tilburyのハイライターで鼻の先に光をプラス。アイシャドウは赤みのある茶色などブラウン系が多くて、たまーに暖色系を使います。セルヴォークのアイシャドウは底見えするほどお気に入りです♥ 眉毛はいろいろ使うけど、大好きなのがcharlotte~のアイブロウマスカラ。私は眉毛が薄いから、アイブロウマスカラを使うと肌にいつもついちゃうんだけど、これはブラシのサイズが小さくてちょうどいい! 眉マスカラをつけた後に、ペンシルで眉が足りないところを埋めます。 真っ赤なチークで血色を足して、マスカラはL.A.でも買いやすいヒロインメイク。マスカラを選ぶときは存在感重視で、基本はボリュームよりロング派で、ツヤっぽいまつげに仕上げるのが一番好き。ちなみに、ヒロインメイクのマスカラは、コロナ禍で毎日マスクをしていたときでもまったく落ちなくて感動しました。湿気にも負けない信頼の一本ですね。 リキッドアイライナーは赤茶。リップはいろいろ使うけど、Too Facedはリップペンシル型のプランパーで使いやすさ抜群! 好きすぎて2本目に突入しました! ばっちりメイクの日は大体いつも20分ぐらいでメイクを仕上げています」

↑「しっかりメイクの日はこんな感じ♥ 気に入るコスメがあると長く使うので、アイシャドウやベースメイクは好きなものを長く使いつつ、最新コスメもチェックしながら、気に入ったのがあったら選抜コスメとして入れ替えます。昔は、化粧直しを頻繁にしていたけど、最近は化粧品が優れているようで、肌が崩れなくなりました。なので、今はその日に使用した、チーク、リップ、アイラインだけを持ち歩いています」

メイクはとことんメリハリ主義

「メイクは面倒……といいつつハロウィンは全力で楽しむタイプです♥ 前には『セーラームーン』や『鬼滅の刃』の鬼舞辻無惨にも。そもそもコスプレが大好きだし、この日はどんなメイクをしても許されるのがいいよね。 どんなに濃くても、失敗しても、怖くても(笑)、何でもOKなのが最高。あとは、アーティストのライブにいくときには、いつもより濃いメイクにしてその場を楽しむ感じかな。 ちなみに、TAKUROくんはメイクをしてないときもしているときも反応が変わらず『いつもキレイですよ』としか言わないので(笑)、デートのときはいつもとまったく一緒です」

結局私にとってのメイクって…

「私にとってメイクとは!? んーー、歯磨きみたいなもんです。シンプルに日常のルーティーンのひとつ。 メイクしていないとそわそわしちゃうし、メイクをしていないとどこにも出かけないかな。面倒だけど、なんだかんだいいつつ楽しんじゃう。それが私のとってのメイクなのです」

次回は、せりちゃんが人生で最も大事にしている家族のお話。夫婦円満の秘訣、せり流の子育て論とは?

岩堀せり

唯一無二の存在感で女性ファッション誌『ViVi』『GLAMOROUS』のメインモデルを努め、現在は「otona MUSE」を中心に、モデルとして活躍。デビュー当時はあまり多くなかったクールな見た目とファッションで新しいファッションモデル像を確立し、現在もカリスマ的人気を誇る。日本の伝説的ロックバンドGLAYのリーダーのTAKUROさんを夫に持ち、ティーネイジャーの息子と娘、そしてわんこの4人と一匹の仲良し家族。現在はL.A.と東京を往復する生活を送っている。 Instagram: @iwahoriseri

-クレジット- 取材・文/池城仁来

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今回、岩堀せりさんにお話しいただくテーマは「ファッション」。ひょう柄、キラキラ、小花柄……。昔から派手でエッジの効いたものが大好きで、おしゃれ番長との異名を取り、唯一無二のファッションを楽しんできたせりさん。そんな彼女の年齢にとらわれない自由なファッションについに変化が訪れた!? 46歳、リアルなカジュアルファッションとの向き合い方とは?

女性ファッション誌『ViVi』のモデルとしてデビューし、その後、『GLAMOROUS』『otona MUSE』など、幾多の雑誌の表紙を飾り、モデルのトップを走り続ける岩堀せりさん。夫であるGLAYのTAKUROさんとの結婚生活も19年目を迎え、家族4人でロサンゼルスに住み始めてはや5年。L.A.と東京のデュアルライフを満喫中です。 Instagramのタイムラインに流れてくるステキなL.A.ライフはまさに憧れそのもの。そんな彼女の「プライベートをもっとみたい!」という声から、この度連載が始まりました。L.A.でのお話、ファッション、美容、家族愛などなど。ここでしか読めない“今の岩堀せり”をたっぷりとお届けします。

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