年末年始休暇も終わり、アタマを仕事モードに切り替えるタイミングで、ふとダイエットや運動不足の解消のために「今年から自転車通勤にしようかな」と考えている人もいるかもしれません。
環境への配慮や通勤費の節約など、自転車通勤にはメリットも多く、昨年までとはちょっと生活習慣を変えてみようと考えたら、けして高いハードルではありません。
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とはいえ、スムーズに始めるためには準備が必要です。実践的なポイントを整理してみましょう。
最も重要なのが、じつはルートの確認です。いくら勝手知ったる近所の道路でも、ぶっつけ本番で走るのではなく、休日に一度試走してみることを強くオススメします。
なお、休日の道路状況と平日の通勤時間帯では交通量が大きく異なります。休日は走りやすかった道路が、平日の朝はクルマやバイク、学校へ通う学生たちで歩道も路肩も混雑することがあります。それもイメージして走ると良いでしょう。
また、メインルートだけでなく、雨の日用のルートや工事などで通れない時の代替ルートも確認しておくと安心です。「この道が使えない時はあっちを通ろう」という選択肢があるだけで、心の余裕が生まれます。
所要時間の把握も大切です。試走すると、予想より時間がかかることもなきにしもあらず。信号待ちや上り坂での減速などもあり、実際に走ってみると余裕を持った時間設定になるでしょう。ぶっつけ本番では気づきにくいことです。
続いては自転車の状態チェックです。物置や駐輪場で長期間眠っていた自転車を再び使う場合、見た目は問題なくても色々な部分が劣化しています。
とくにチェックしたいのは、ライト、ブレーキ、タイヤの3点です。ライトは前照灯だけでなく、後方に向けた尾灯やリフレクターも重要です。
ライトは法律で義務付けられているだけでなく、安全のため非常に重要です。前照灯は白色または淡黄色で、夜間に前方10メートルの障害物を確認できる明るさが必要です。尾灯や反射材も、後方(後続車)からの視認性を確保するために重要です。
ブレーキはいわずもがな。まともに自転車を止めることが出来なれなければ絶対に乗ってはいけません。レバーを握って正常に作動するのか確認します。利きが悪い、異音がするなど場合は調整が必要です。
タイヤは空気圧の確認と、ひび割れや摩耗がないかをチェックします。
自分でチェックして不安がある場合や、何年も乗っていなかった自転車の場合は、専門店で点検してもらうことをオススメします。点検費用は必要ですが、長い目で見て交通費の節約になると考えれば、なにより安心・安全を買うと思えば必要経費です。
ルートの確認、自転車の準備が出来たら、あると便利なオプション装備を揃えておくと安心です。
まずは雨具です。そもそも自転車は屋外での利用が前提なので、雨が降れば濡れます。レインウエアは用意しておきたいところです。ちなみに「傘さし運転」は危険なだけでなく、2026年4月からは「青切符」の対象です。両手でハンドル操作出来ない状態を避けるため、レインポンチョやレインコートなども良いでしょう。
防犯面では、自転車に装着されている鍵に加えて、ワイヤー錠やU字ロックなどを追加すると長時間の駐輪でも安心です。
そして忘れてはいけないのが、目的地(職場や最寄り駅など)の駐輪環境の確認です。駐輪場の有無と利用方法、会社の駐輪場が使えるのか、近隣の有料駐輪場を使う必要があるのか、また会社によっては自転車通勤の届け出が必要な場合もあるでしょう。
さらに加えると、着替えやシャワーの設備があるかどうかも重要なポイントです。夏場は大量の発汗、冬場は暖房の効いたオフィスに入る前に一息つきたいものです。更衣室やロッカーの利用についても確認しておくと安心です。
服装については、スーツで自転車に乗るのは動きにくく、汚れや破れのリスクもあります。可能であれば、通勤時はカジュアルな服装で、職場で着替えるスタイルが理想的です。
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自転車通勤を始めるための準備を並べてみましたが、最も重要なのは「無理をしない」という心の持ちようです。
たとえば、最初のうちは毎日ではなく、週2~3日から始めてみるのもアリでしょう。
また天気が悪い日は「無理して乗らない」という選択も大切です。雨の日の自転車走行は視界が悪く、路面も滑りやすいため危険が増します。
そして夏の猛暑日や冬の凍結が心配な日、体調が優れない日など、季節や体調に合わせて無理をしないことが重要です。
自転車通勤は、単なる移動手段以上の価値があります。朝の清々しい空気を感じながらのサイクリングは、1日を気持ちよくスタートさせてくれます。帰宅時には、適度な運動で仕事のストレス発散にもつながります。
これから始めるなら、いろいろな準備と確認が必要です。スムーズに無理なく、生活習慣に自転車通勤を取り入れてはいかがでしょうか。
2026-01-08T06:23:52Z